プログラマにmbedを紹介できなかった件
先日、ニコニコ技術部の作品群を見て、電子工作を始めたい!という、将来有望な人間を発見しました。
彼のTwitterを見ると、以下の流れでArduinoを購入したようです。
「電子工作ってマイコン?」
「マイコンは授業で使った事があるきがするぞ!」
(ここで私からArduinoとかmbedとかの便利品使いましょう、と聞かされる)
「Raspberry Piでもいけるのかな?」
「そういえば友達がArduinoを持ってたぞ!聞いてみよう!」
「amazonでArduinoの入門セットを買ったぞ!GW頑張る!」
結構仲良い人だと問答無用でmbedを勧めるのですが、今回はそこまで仲の良い方じゃなかったので、無理でした。理由は、ネット上の情報量が少ないこと。
mbedはそもそもユーザー数が少ない、英国と日本でしか流行ってない等の問題?があるので、これは仕方がないのです。悔しいけど。知らない分野を始める時にわざわざ情報量の少ないモノを使おうとするのは、勇気が必要ですよね。
でも、初心者だからこそmbedだと思う側面もあるのです。mbedの利点もたくさんありますしね。
・IDEのインストールが要らない
・とりあえずTwitterで#mbedって付けて呟けば、NXPの公式垢が教えてくれる。
・本当にわからない事があったら、@jksoft913さんや横浜の雪だるまさん、名古屋の薬売りさんあたりも聞くと教えてくれるので、頼りになる非公式サポート体制が充実してる。
・mbed祭がよく開催される
mbed祭り2014 @春の大阪: じぇーけーそふとのこーなー
etc...
コミュニテイが充実しているのはmbedの利点だと思います。最近、Arduinoやmbedの記事を漁っているのですが、今とUIが違くてわかりづらかったり、欲しい情報がピンポイントで抜け落ちていて、WEBの海をさまよう事がしばしばあります。こういうときに、この人に聞けばわかる!というのがあるのは、いいですね。
mbedは何故か日本語フォーラムもありますし。
あと、この記事の為にいろいろ調べて知ったんですが、ArduinoはLEDやモーター抵抗がセットになった「初心者向けキット」が豊富にあるんですね。これは上記の利点を全部吹き飛ばせるくらい強力なアイテムだと思いました。まる。
2014/5/4/ 22:25頃 少し書き直しました。